フィルムカメラの技術と能力
現在の私は、フィルムカメラを分解し、修繕し、清掃し、整備して販売しています。
昭和のフィルムカメラは、日本らしい商品として世界に広がりました。
私は昭和世代ですが、いまフィルムカメラを見ると、素晴らしい設計と製造に驚きます。
現在になっても、修繕でき、十分の使うことができます。
30年の時を経過しても使える機械です。
さすが「Made in Japan」です。
(当時のカメラは高貴すぎて、分解などできませんでした、笑)
私が学生の頃は「半導体産業」が盛んで、「産業の米」と期待されていました。
大学で講義を聞いていても、素晴らしい産業基盤だと思いました。
(現在の日本の半導体産業は政治的な失敗で衰退しているのは残念です)
半導体とカメラって関係あるの?
「半導体の回路はカメラのレンズ技術を使って製造されます」
ハンド歌の回路は「印刷技術」を使っています。
小さいところに印刷するに、レンズを使うので、レンズの精度が製品の能力・品質を支える訳です。
そんなカメラ技術を背景に産業に携わり、今になって「カメラ修繕」ができることに、日本人としての因果を感じます。
日本の産業能力を感じる訳です。
ありがたいことです。