ファインダー、視野部の汚れ
カメラを修理していると、思いが出て来る。
個人的には「メカ機能部」を修繕するのが好きだけど、それ以外も出てくる。
特に「視野部分」は、綺麗にしたくなり、シツコくなる、笑。
「視野部分」とは、カメラを撮る際に、被写体(撮りたいもの、風景など)を見る際の視野を作る部品です。
・カメラ本体では、眼を当てるファインダー、視野とフィルムを分ける?ミラー部
・レンズでは、とにかくレンズそのもの
つまり、カメラを覗いて被写体まで、またフィルムから被写体まで、光が通る道でのことです。
(ちょっとクドくなりました・・・)
レンズ自体は綺麗にするのは当たり前で、これは必須。
しかし、ファインダー(覗きレンズ、プリズムなど)からミラーまでの経路は、実は直接に撮影に影響が低いです。
上記のように、フィルムに現像される映像は、ファインダーの映像そのままではありません。
ファインダーについた汚れ「塵」「カビ」「皮脂(指紋など)」などは、フィルムには写りません。
だから、ファインダーやミラーが多少汚れていても、以下を説明して販売しています。
「撮影に影響はありません」
しかし、趣味で楽しく撮影するに、ファインダーの汚れは、できればないほうが良い。
理屈を言えば、フィルムへゆく映像より、ファインダー映像の方が、よく使いますから。
だから、修繕には、苦悩がある訳です、笑。
ファインダーからミラーまでは、複雑な部品構成になっており、修繕が比較的難しいと思っています。
実は、日々の修繕方法は「探求」なのです。